第二種電気工事士 CBT方式学科試験の準備

2023年3月12日日曜日

CBT方式 学科試験 第二種電気工事士

t f B! P L
title-image
Icons made by Flat Icons from www.flaticon.com

2023年度(令和5年度)から、第二種電気工事士学科試験にCBT方式が導入されます。出題形式はこれまでと同様ということですが、パソコンを使い回答することになります。電気技術者試験センターのホームページからCBT方式学科試験が体験できるのでどんな感じになるか体験してみました。

第二種電気工事士CBT方式学科試験とは?

前年度までの第二種電気工事士の筆記試験は、試験会場へ行き、紙で配布された問題の回答をマークシートに記入する方式でした。2023年度(令和5年度)から、これまで通りの筆記方式に加え、CBT方式というパソコンで回答する方式も選択できるようになりました。「筆記試験」から「学科試験」へと呼び名も変わりました。

CBT方式では、指定された会場に準備されたパソコンの画面上で行う試験方式で、受験申込完了後、受験日時及び会場を選択してから当日受験を行います。

試験時間と出題数は、筆記方式もCBT方式も同じ内容で、下記の通りです。

  • 試験時間:120分
  • 出題数 :50問
    • 一般問題 : 30問程度
    • 配線図問題: 20問程度

*試験時間、出題数は変更される場合があります。

筆記方式とCBT方式、どちらを選ぶ?

どちらも試験時間と試験内容は変わらないため、有利、不利は無さそうです。

CBT方式の大きなメリットは、受験会場、試験日時が選べることです。令和5年度上期のCBT方式学科試験は、4月24日(月)〜5月11日(木)と2週間以上ある期間の中から選ぶことができます。

逆に学科試験は試験会場の選択はできず、試験地まで選択し、指定された会場へ行きます。受験日は、令和5年上期だと5月28日(日)一択です。

自分の都合で試験会場、日時を選びたい方にはCBT方式がおすすめです。また、令和5年度の学科試験は、CBT方式の方が1ヶ月近く早く受験できるため、学科試験に自信がある人は技能試験の準備を早く初められます。筆者の経験では学科試験よりも技能試験の方が入念な練習が必要になるため、試験日が早いのもCBT方式のメリットになるかと思います。

まとめると、CBT方式のメリットは、

  • 自分で試験会場、受験日時を選べる
  • 試験日が早いので技能試験の準備を早く開始できる

ことです。

CBT方式の体験

CBT方式の不安は、コンピューターを使った試験が令和5年度で初めて採用されるため、どのような試験になるか不安があると思います。電気技術者試験センターのホームページから 体験ができる ため、事前に雰囲気を掴んでおくのがおすすめです。せっかくなので実際に体験してみました。

体験版は、 CBT方式の体験ページ の一番下にあるボタンから入ることができます。

CBT方式の体験ページ

クリックしてから画面が切り替わり、しばらく待つと下の画面が表示され、「試験開始」をクリックします。

試験開始画面

早速問題文が現れます。体験版では、全部で9問の問題があるようです。問題の内容は、紙で受験する筆記試験と全く同じような感じですね。4つのチェックボックスから回答をクリックして選択します。回答したら右下の「次の問題」をクリックして進みます。

CBT試験の問題文

回答に自信が無かったり、一旦飛ばすような場合は、後で見直すことができるようにマークを付けることができます。下の画面で左上のチェックボックスまたは、右下の「後で見直す」ボタンを押すと、回答の「イロハニ」の左側に赤い線で印がつきます。

後で見直すマーク

試験の途中で左下の「回答状況」ボタンを押すと、回答済/未、チェックした問題、現在回答中の問題がわかるような一覧を見ることができます。これは便利な機能ですね。

回答状況一覧

基本的に紙の試験問題をそのまま画像として画面に映している感じなので、配線図の問題などはちょっと見にくいですね。左上のスライダで拡大/縮小できます。

配線図の問題

全部回答したら右上の「試験終了」ボタンを押して試験終了です。

回答状況一覧

本番さながら、回答の正解/不正解は出ずに「試験終了です」と表示されあっさり終わってしまいます。

試験終了画面

大きな図が紙より少し見にくいかもしれませんが、筆記試験と全く変わらない内容で回答もクリック1つで簡単でした。

まとめ

第二種電気工事士のCBT方式学科試験は、試験内容は筆記方式と変わりません。試験会場と試験日時が選べることが大きなメリットです。なかなか時間を取れない忙しい方はCBT方式をおすすめします。

関連記事

QooQ