大阪北摂の古墳めぐりサイクリング

2022年5月15日日曜日

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梅塚古墳

大阪北摂の西、兵庫県との県境を流れる猪名川の東に沿うように小さな古墳が点在しています。住宅街にあったりと駐車場も無いところも多く車で訪れるには不便です。家族と自転車で巡るにはほどよい距離と思い、服部緑地から五月山公園にかけて古墳めぐりのサイクリングをしました。

コース

服部緑地公園の円形花壇にある梅塚古墳をスタート地点とし、合計10基の古墳を訪れて最後は五月山公園で遊んで帰るというプランです。

地図の南東、服部緑地の梅塚古墳から北西の池田茶臼山古墳へ向けて以下の順番で回っていきます。

  1. 梅塚古墳
  2. 南天平塚古墳
  3. 御獅子塚古墳
  4. 豊中大塚古墳
  5. 大石塚古墳
  6. 小石塚古墳
  7. 麻田御神山古墳
  8. 二子塚古墳
  9. 五月丘古墳
  10. 池田茶臼山古墳

服部緑地の梅塚古墳からスタート

服部緑地公園の円形花壇に古墳があるとのこと。服部緑地公園は何度も行ったことがありますが全然気づきませんでした。円形花壇を眺めてみると。。。うーん、全くそれらしきものは見当たりません。

円形花壇

Googleマップを見ながら探してみると、木の生えた盛り土のような梅塚古墳を発見。この古墳は古墳時代(4〜7世紀)中期のもので、公園の整備などで削られてこんなに小さくなってしまったようです。ここからスタートです。

梅塚古墳

緑地公園を西へ突っ切り出ます。

南天平塚古墳

車道をさらに西へ進みます。

右へ折れて狭い住宅街の道を進んでいくと、前方左手に低い山みたいなものが見えます。

南天平塚古墳に着きました。 豊中市ホームページ によると、5世紀後半に築造された古墳と考えられ、全長28mの帆立貝式前方後円墳だったとされます。この古墳も道路工事などでかなり削られてしまい、小さな石柱と看板が立つ以外はただの盛り土のような佇まいです。

南天平塚古墳

御獅子塚古墳

南天平塚古墳から北へすぐ、200mも行かないくらいで左手に御獅子塚古墳が見えてきます。これまでの2つに比べて大きめで土器も並び前方後円墳の形がわかります。

小学校の敷地内にあるようで、残念ながら立ち入りできませんが円のほうから見た写真です。

御獅子塚古墳

下の衛星画像ではきれいな前方後円墳になっています。上のほうにある円形の古墳は次に行く豊中大塚古墳です。南天平塚古墳から小石塚古墳までの5基を桜塚古墳群と呼ばれます。

豊中大塚古墳

御獅子塚古墳と道路を挟んで向かい側に大塚公園があり、奥に見える山が豊中大塚古墳です。子供は既に飽きてきているので一度ここで遊んで休憩です。

大塚公園

この古墳は5世紀前半に作られ、直径56m、高さ約8mのきれいな円墳です。

豊中大塚古墳

豊中大塚古墳はなんと階段があり登ることができます。期待して階段を登ってみます。

豊中大塚古墳の階段

上は特に何もありませんでした。

豊中大塚古墳の頂上

豊中大塚古墳を後にし、Googleマップを見るとすぐ西のお墓に「大塚古墳豊中」とピンが立っているので行ってみましたが特に何も無かったです。

大塚古墳豊中?

大石塚古墳・小石塚古墳

さらに西へ進み、国道176号、阪急宝塚本線を渡ると大石塚古墳と小石塚古墳の入口が見えます。

大石塚古墳と小石塚古墳の入口

中に入ると住宅街の中、ここだけ緑豊かな落ち着いた一角です。左手の柵のむこうが大石塚古墳、右手が小石塚古墳です。両方ともすこしこんもりした山で柵に囲われており立ち入りはできません。

大石塚古墳です。古墳と言われないとわからないですね。

大石塚古墳

小石塚古墳です。

小石塚古墳

これらは古墳時代前期末に作られた前方後円墳だそうですが、形はよくわからなくなっていますね。

麻田御神山古墳

ここから次の麻田御神山古墳までは少し距離があります。千里川を目指しさらに西へ進みます。

麻田御神山古墳

千里川沿いに北へ進路を変更します。

千里川沿い

千里川沿いから出てモノレールの下を走ると阪急とモノレールが出会うあたりで前方に森が見えます。

これが麻田御神山古墳です。地図で見たときから近づけ無さそうだなと思っていましたが、周りは池と阪急線に囲まれており道路から見るだけです。木が生い茂り古墳だということが全くわからないですね。

麻田御神山古墳

二子塚古墳

二子塚古墳までは約3kmと今回一番長い距離です。一人だとすぐの距離ですが子供には少し遠いと感じる距離でしょう。阪急線とモノレール沿いに北へ進んでいきます。

阪急石橋阪大前駅、箕面川を越えて住宅街に入ると右手に山が見えました。ここが二子塚古墳です。

この古墳は小さいながらきれいに草刈りされ、ベンチや花壇まであって管理が行き届いています。地元の人の憩いの場になっているのでしょうか。

二子塚古墳

上には神社がありました。

看板によると、築造時期は古墳時代後期前半(六世紀前半)で、猪名川流域最後の前方後円墳と考えられているそうです。

五月丘古墳

二子塚古墳からさらに北へ、五月山方面へ向かいます。山へ向かっているのでだんだんと坂が出てきて登りが大変になってきます。長い坂の上が五月丘古墳です、もうひと踏ん張り!

やっぱり上までは漕げません。自転車を押して五月丘古墳の入口に到着です。

家族はクタクタで入口で待っていると言い、一人で山の上に登ります。山頂らしきここでしょうか?東屋があるだけで説明文などは何もなくここで良いかわかりませんが写真を撮って戻ります。

五月丘古墳

後で調べると池田市立歴史民俗資料館の裏あたりに石棺があるようですね。せっかく行ったのに気付かず残念。

池田茶臼山古墳

五月丘古墳からさらに坂を登ること少し、ついに今回最後の古墳である池田茶臼山古墳に到着です。

今回の10基の中で一番大きな古墳です。階段で上に登ることができます。

池田茶臼山古墳

もともと丘の上にあり、古墳自体も大きいので眺めは最高です。神戸、六甲山方面がよく見えます。

池田茶臼山古墳から神戸、六甲山の眺め

これから行く五月山方面です。

池田茶臼山古墳から五月山の眺め

これで自転車での北摂古墳めぐりはコンプリート!

五月山公園で遊ぶ

子供にとって古墳はやはりつまらないらしく途中からブウブウだったので最後はコンビニでおにぎりジュースを買って五月山公園で遊んで終わりにします。

五月山公園 動物 五月山公園

まとめ

桜塚古墳群をはじめとした大阪北摂の西に点在する小さな古墳を自転車で訪問しました。古墳を訪れる人は少ないのか、誰もいなかったり、いても1人2人だけでどこも穴場的なスポットでした。駐車場は無いところが多いため自転車で行くのがおすすめです。淀川沿いや南にもいろいろあるみたいで古墳めぐりに興味がでてきたのですが、子供達は全く興味無いらしく「もう行かない」ということで今後古墳めぐりは一人で行くことになりそうです。。。

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