ボルトのサビ対策 - ボルト頭をペイント

2020年1月13日月曜日

Bikke 錆取り 自転車

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Bikkeのハンドル取り付けボルトが錆びた

ボルトが錆びた
ボルトが錆びた

屋根の無い屋外で雨ざらしで保管しているBikkeのハンドル取り付け用のボルトが錆びてしまいました。

以前、ハンドルやフレームの一部サビを黒錆転換剤で退治しましたが、このボルトは銀色のメッキが一部錆びている状態なので黒錆にしても銀と黒の変な感じになってしまいそうです。

ボルトを新しいのに交換すればよいのですが、また錆びてしまうし錆に強いボルトも相手が鉄だと電蝕の問題があるようです。簡単にまとめると下の表のような感じです。

材質 処理 ざびにくさ 鉄との電蝕
黒染め ×錆びやすい
メッキ(クロメート) △黒染めよりマシ
ステンレス ○錆びにくい ×鉄が電蝕
チタン ○錆びにくい ×鉄が電蝕
アルミ ○錆びにくい ×アルミが電蝕

今錆びているボルトはピカピカの銀色をしているので多分無電解ニッケルメッキではないかと思うのですが詳細はよくわかりません。 相手が鉄なので、鉄のボルトにするしか無いかなと思うのですが、せっかくなので錆により強くしたいと思いついた案が「ボルト頭塗装」です。

ボルト頭を塗装してみた

ホームセンターで新品のボルトと錆に強そうなペイントを購入。ボルトは本当はメッキがよかったのですが黒染めしか売っておらず。。。まあ塗装すれば錆びないはずなので良しとしましょう。ペイントはアサヒペンの油性スーパーコートを入手しました。成分に「サビドメ剤」とあります。

六角穴付きボルトと塗料
六角穴付きボルトと塗料

ペイントに関しては同じアサヒペンの水性塗料で錆の上からも塗れるものがあり、こちらの方が防錆も強そうで取り扱いも楽そうなのですが、小さい缶が無かったのでこちらにしました。

黒染めボルト
黒染めボルト

パーツクリーナーで六角穴付きボルトを脱脂します。

パーツクリーナーでボルトを脱脂
パーツクリーナーでボルトを脱脂

頭に塗装していきます。元が黒で塗料もつや消し黒なのであまり違いがよくわかりません。この時点では六角穴の中はまだ塗りません。

ボルト頭を塗装
ボルト頭を塗装

乾かしている状態です。乾かすときどう置けばよいか考えていませんでした。塗ってしまたのでおそるおそるねじ端を下にして置いてみたら自立したのでこの状態で乾かします。

ボルトを立てて乾かす
ボルトを立てて乾かす

なんかよくわからないアートのような絵になってしまいました。

3時間程度乾かしたらボルトを交換します。ボルトネジ部の錆止めを狙いネジ部にグリスを塗ります。

ボルトネジ部にグリスを塗る
ボルトネジ部にグリスを塗る

塗装したボルトを取り付けた状態です。ちょっと元のボルト頭に比べて購入したボルトの頭が大きくザグリ穴側面と少し干渉し塗料が剥げてしまいました。

ボルトを取り付け
ボルトを取り付け

取り付け後、塗料の剥げた部分と六角穴の中も塗装して完成です。フレームの一部ボルト周りが黒いのはグリスが付いてしまい拭いた跡です。

六角穴の中を塗装
六角穴の中を塗装

とりあえず、完成です。今までは銀色のボルトでしたがフレームと色が揃っていい感じです。

気になる防錆効果は?

とりあえず、塗っただけなので今後錆が発生しないか見ていきます。

(2022/5/3追記) 2年4ヶ月後どうなった!?

この記事を書いてから約2年4ヶ月経過しました。写真が↓です。なんと、ほぼ塗った時と同じ状態で全く塗装もきれいで錆など全く見られません!アサヒペンの油性スーパーコート、優秀です!!

2年4ヶ月経過後のボルト
2年4ヶ月経過後のボルト

この自転車はあまり乗っておらず、基本銀色の自転車カバーをかぶったまま外に放置状態でたまに休日近くの公園やスーパーに行くくらいの使用頻度です。なのでそれほど雨ざらしになっていたわけでは無いのですが、錆止め効果は非常に高いのではないかと思います。六角穴に塗料が入ってしまうので次にボルトを弛めたり締めたりする際は六角レンチが入りにくく、剥げた塗装を塗り直したりかなり面倒になりそうですがあまり外さないボルトでしたらボルト頭の塗装はかなりおすすめです

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